店舗付き住宅
理想どおりの店舗付き住宅をつくるには
店舗と住まいが一緒になった店舗付き住宅。この店舗付き住宅をつくる際に重要なのは、「店舗と住まいは別もの」という意識を持つことです。「店舗」と「住まい」はデザインの考え方も、施工方法も異なってきます。建物自体は確かに一緒になっていますが、片や不特定多数のお客様が使う空間、片や特定の家族が使う空間。全然違うコンセプト・考え方が必要なのは当然です。
店舗付住宅を希望されるオーナー様のほとんどが、家族経営に近い形での店舗運営です。経済活動をする(お金を稼ぐ)店舗部分をしっかりと繁盛する店舗にしなければ、お店どころかお住まいまでも手放さないといけない……なんてことにもなりかねません。だからこそ、まずはお金を稼ぐべき店舗部分にはプライベートを持ち込まず、お客様に支持していただける、繁盛するお店を創ることが大切です。その上で、心休まる、豊かな生活のために、おもいっきり自分たちだけの楽しい住空間を考えていきましょう。
- 店舗スペースの考え方
- お店は自分たちのものではありません。お客様のための空間です。お店では、オーナー様のプライベートや生活感の感じられる事や物は、絶対にNGです。公私混同ではお客様に失礼にあたります。ですからプライベート部分とお客様のスペースはきっちり分け、お客様の目線に立った、お客様のための空間創りをしましょう。何よりもお店が繁盛することが第一です。
- 住居スペースの考え方
- お仕事で忙しいオーナー様ですから、心身ともに安らぎ、ご家族が幸せになるための空間が必要です。ここではお客様の事は一切気にしなくてもいいのです。自分達のためだけの自由な空間です。本当に好きな事、好きな物に囲まれた住空間を楽しんで創りましょう。ただ限られた空間に店舗の部分もありますから、十分なスペースを確保するのが難しい事もよくあります。「生活に必要な間取り」を考えるより、「どんな生活がしたいか」「どんな楽しい時間を過ごしたいか」を考えることで、妥協ではない、必要最低限だけど豊かな住空間ができあがると思います。
- 建築の考え方
- 店舗付住宅の場合、新築戸建だったり、住宅からの改装の場合も多いです。店舗と住宅では考え方だけではなく、建築の施工方法も異なってきます。デザイナーや工務店は、店舗が得意なだかでもダメですし、住宅が得意なだけでもダメです。店舗も住宅も両方の知識を持っていなければいけません。「店舗が大切」とはいえ住宅ですから、生活に支障が出てはいけません。住居への通路、日当たり、風通しなど、住み易さも十分に考慮しましょう。また、将来引退されてお店を閉めたりした時の間取りの変更やリフォーム等も視野に入れた計画をしておくのも必要だと思います。
店舗付き住宅 店舗デザイン施工例
住宅O様邸 別荘様(愛知県知多郡知多町)
住宅S様邸 住宅リノベーション様(岐阜県多治見市)
ガレージH様 新築ガレージ様(岐阜県多治見市)
住居(マンション)K様邸 マンションリノベーション様(愛知県名古屋市昭和区)
住居(戸建)I様邸 新築戸建住宅様(青森県上北郡)