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店舗のテーブル・椅子の寸法と選び方 繁盛する店舗デザイン・開業豆知識
2016.1.23リンゴボーイデザイン
テーブル・椅子の高さの話
例えば食事しに飲食店に行って、椅子に座ってみます。
テーブルがちょと高くて、なーんか食べづらい、ってことありませんか?
テーブル・椅子の高さが『悪い』お店が、意外と少なくない!
気づいてない方、ちょっと気をつけて見てみてください。
あまりにテーブルが高すぎると、肘が上がり食べ難い姿勢になります。
逆に低すぎると、太ももがテーブルに入りにくくなってしまいます。
そこで大切なのが、『椅子の座面とテーブルの高さの差』になります。
↑ だいたいテーブルの高さは700mmくらいが普通。
椅子の座面の高さは400~450mmくらいが一般的。
ズバリ『椅子の座面とテーブルの高さの差』が『280mm』がベスト!
よく和風の高級な椅子とかで、座面高350mmくらいの低いものが
ありますが、その場合はテーブルの高さもそれに合せて低くしましょう。
あとテーブルの上で、コンロ使ったり、七輪で焼肉なんて場合も
テーブルは低めにしたりします。
↑ 座卓の場合、テーブルの高さは330mmくらいが一般的。
おしりの下の座布団の厚みや、あぐらの時の太ももを考えると
こんなもんでしょ。
↑ 掘りごたつの場合も、テーブルと同じで
『椅子の座面とテーブルの高さの差』が『280mm』が基本。
上記のように座布団の場合は、座布団の厚みを考慮します。
↑ ソファーの場合は、こんな感じが一般的。
ソファーが低くなればなるほど、テーブルとソファーの間を
広くしたほうが、脚を伸ばしやすくなります。
↑ よくカフェなんかで、ソファー席なのに食事がある場合。
普通のソファーのテーブルの高さでは低すぎて食事がしにくい。。。
なんで、普通よりちょっと高めにすると、食事がしやすくなります。
当然、個々の案件でいろんな問題を考慮する必要はありますよ。
今日紹介したのは、あくまで一般的な数値です。 ハイ。
飲食店の場合、意匠性(俗に言うデザイン)にばっかり凝っても、
こんな初歩的なことを考慮した設計ができてなくては、
話になりません!
食事し難いってことは、お客さんが来ない、
繁盛しないってことです!
これは基本中の基本、初歩の初歩。
お店開きたい方、ちゃんと覚えておきましょう。