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照明デザイン計画による空間演出 繁盛する店舗デザイン・開業豆知識6
2016.3.5リンゴボーイデザイン
今日は、知っといて損はない、『照明計画の基礎』についてのお話です。
照明って、ただ明るくすりゃイイってもんじゃなくて、
照明を変えるだけで、空間がガラッと雰囲気が変わります。
ってことは、みなさんもご存知だと思います・・・。
また、とりあえず間接照明使っとけばカッコよくなると、
思ってる方も結構みえます。
まあ、そうなんだけど、効果的な照明の計画の考え方をご紹介。
脈略もなく、説明していきたいと思います。
まず、照明の役割としての分類として、
(1)ベース照明 (2)ポイント照明 (3)間接照明 (4)装飾照明
(私が勝手に分類してます・・・)があります。
テーブルレイアウトの分かりやすい例で説明します。
それぞれを詳しくご紹介。
(1)ベース照明
基本的な照度(明るさ)を確保するための照明です。
空間全体を最低限の明るさにすることが目的です。
蛍光灯だったり、ダウン照明(ボヤッと光が広がるタイブ)だったりを
使うことが多いです。
(2)ポイント照明
ある一点を照らすための照明。
たとえば、物販店で商品を照らすとか、飲食店でテーブルを照らすとか。
より注目して欲しいものを目立たせる、商品をステキに・食事を美味しそうに見せる、
手元をしっかり照らすといったような使い方。
ポイント照明を上手に使うと、空間にメリハリがついて、一気にステキな空間になります。
代表的なのは、スポット照明。
ダウン照明でも、光が拡散しないようなものや、向きを変えられるものを使います。
(3)間接照明
みなさん大好き間接照明。何かを照らすというよりは、雰囲気作りに役立ちます。
↑ 床から壁面を照らす、ミラーの背面を照らす、とかが一般的な間接照明。
「間接的に何かを照らす」と言う意味では、
↑ スタンド照明を使って壁面をボヤっとさせたり・・・
間接照明の上手な使い方としては、当てる対象が、
凹凸があったほうが、より表情が出て、断然カッコよくなります。
(4)装飾照明
間接照明とかぶる部分もあるんですが、見せるための照明。
物を照らす役割もあるんですが、それ以上に、照明自体を見てもらうためのもの。
↑ シャンデリア照明 とか
↑ (左上の)ペンダント照明 とか
↑ こんなのとか・・・
照明器具自体が主張します。
なので、天井が高くて空間が間延びする時に使ったりします。
僕の場合、屋外から見て屋内の照明が見えるように使ったりします。
(狙いすぎるとカッコ悪くなるのですが・・・)
ま、他にもあると思いますが、ざっとこんな感じ。
これら全てを使ったお店がこちら↓ 陶器のショールームです。
見事に全部使ってます!(笑)
壁が白くて天井が黒い、なんて事ない、超シンプルな空間なんですが、
照明を効果的に使うだけで、こんなにカッコよく見えるんです!
目的、用途、空間のサイズ、見せ方を考慮して、適切かつ、
しっかりとしたコンセプトを持って、照明を計画する必要があるんです!
まぁ、照明計画って、なかなか難しいんですがね(汗)
最後に、自宅のお部屋を簡単にカッコいい照明にする方法。
部屋の天井の照明を消してください。
んでもって、スタンド照明やテーブル照明(フロア照明)を点灯。
これだけ!
スタンド照明なら1万~3万くらい、テーブル照明なら5千円前後くらいで、
オシャレなヤツ買えます。
簡単です!
ま、たまには天井の照明を消して、
落ち着いた時間を過ごすのもいいんじゃないでしょうか。
参考までに!